低インシュリンダイエット

主人のコレステロール対策に、糖質オフの食事を始めたんですが、ちょっと気になることがあったんです。

それは、低インシュリンダイエットで食べてもいい食材と、糖質制限で食べてもいい食材の違いなんです。

糖質制限では糖質が高いとされている「さつまいも」ですが、さつまいもはGI値が低い食品なんですよね。

糖質制限とGI値ってどちらも血糖値を上げない食事なのに、この差って何なんだろう・・・と、疑問に思っていたんです。

ずっと調べていたんですが、意外なことが解ったんです。

それは、GI値の意外な落とし穴だったんですよ。

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低インシュリンダイエットのGI値

ダイエットをしていると「GI値」ってよく耳にしますよね。

私も、低インシュリンダイエットが流行ったときに、ダイエットのやり方やGI値の一覧がのっているハンドブックを買っていました。

糖質オフの食事をするようになってから購入した「いちばんよくわかる!糖質オフ大全科」の中で書かれている太りやすい食材の「さつまいも」や調味料の「みりん」が、GI値でみると低GI値の食品になっているんです。

 

糖質制限も低インシュリンダイエットも、同じように血糖値を上げない食事のはずなのに、食べていい食材かどうかが真逆になっているのって不思議だと思っていたんですよ。

 

GI値とは?

これね、GI値というのが私はよくわかっていなかったんです。

GI値は炭水化物を50g含む量の食品を摂った場合の血糖値の上がり具合を、ブドウ糖を摂ったときの基準値(100)と相対化したもの。

これが70以上だと高GI食品で、血糖値も上がりやすいと見なせるが、炭水化物を50g摂るのが現実的に難しい食品もある。つまりGI値の中には、実際の食事で摂る量と乖離しているものがあるのだ。

そもそもの話なんですけど。

GI値って、食品50gではなくて食品の中に含まれる炭水化物の量が50gに対しての値なんです。

例えば、人参はGI値が80と高GI値食品なんですが、人参1本の重さが140gだとすると1本の人参に含まれている炭水化物の量は12.6gしかないんです。

人参で炭水化物を50gとるとすると、人参4本分くらいに相当します。

人参を4本食べるとGI値が80ということなんですって。

 

人参を一度に4本食べる人ってあんまりいないですよね。

このGI値という考えは、あまり合理的ではないといわれて、最近はGL値というのが注目されているらしいんです。

 

GL値とは?

GL値って聞いたことがないですよね。

近年、欧米などではGL(グリセミック負荷)という値を血糖値上昇指数に用いるようになっている。GL値は食品100g中に含まれる糖質量にGI値を掛け、100で割ったもの。これならば、100gというきわめて常識的な食事量にどれだけ血糖値上昇リスクが含まれているかがわかる。

たとえばGI値の高い場合でも、その食品の炭水化物の割合が低くなればGL値は低くなるのである。

GL値の計算のしかたは2種類あって、参考にしたTarzanでは100gの食品で計算していたり、実際に食べる一食分の重量を基準にしたものがあるようです。

 

GL値を100gの食品で計算する場合の計算式

  • 食品100g中の糖質量 × GI値 ÷ 100

 

GL値を1食分の重量で計算する場合の計算式

  • 1食分の炭水化物の量 × GI値 ÷ 100

 

GL値の基準

  • 10以下・・・低GL食品
  • 11~19・・・中GL食品
  • 20以上・・・高GL食品

GL値が10以下だと太りにくい食品、20以上になると太りやすい食品になります。

 

GI値だと食べる量は関係なく同じ値というのが、私にとってよく理解できないところだったのですが、GL値で考えると食べる量も関係してくるので、なんとなく理解しやすいですよね。

 

で、私が疑問に思っていた「さつまいも」と「みりん」のGL値を一度に食べる量で計算してみました。

 

さつまいもというと「焼き芋」を連想するんですけど、焼き芋なら200gくらい食べられます。

200gのさつまいものGL値は

58.4(さつまいも200gの糖質量) × 55(GI値) ÷ 100 = 32.12(GL値)

さつまいもを200g食べるとGL値は32.12gと高GL値になってしまいます。

半分の100gで我慢しても、GL値は16くらいあるので、やっぱりさつまいもは太りやすい食品なんですね。

 

みりんの場合、私が1回の煮物に使う場合は大さじ1杯程度です。

7.8(みりん大さじ1の糖質量) × 15(GI値) ÷ 100 = 1.17(GL値)

料理に使うみりんも大さじ1杯程度なら、GL値は1.17と低GL値になります。

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糖質量とGI値、GL値で違う太りやすい食品の違い

私が今やっている糖質制限は、食べる糖質量を重視しています。

それに対してGI値は食品に含まれる炭水化物50gに対しての、血糖値が上がりやすさの値を表しています。

低インシュリンダイエットでは、食べる量はあまり重視していないので、さつまいものように低GI値だからいくら食べても大丈夫という考え方は、ちょっと危険な気がしますよね。

糖質量とGI値を考慮したGL値というのは、なかなか信憑性があるな~と思いました。

 

ただね、糖質制限をしていて「みりん」の糖質量が高いけど、GL値は低いからどんどん使っちゃおう!というのもどうかと思うのね。

ダイエットではどこに重点をおくかを、ちゃんと決めておかないとダメですよね。

 

まっ、我が家の場合は「糖質オフ」ということで、今のところ糖質量を重視していこうと思っています。

 

GI値とかGL値とか糖質量とか、ちょっと解りにくいですよね。

比較できるように一覧表にまとめてみました。

興味のある方は、こちらも見てみてくださいね。

 

糖質制限中の夕食の献立

糖質オフのメニュー

  • 肉野菜炒め
  • たこ
  • 筍とわかめの煮物
  • めかぶ
  • 豆腐
  • 酢タマネギ

 

昨日の夕食は、野菜炒めにサイリウムでトロミをつけたので満腹感がでて、大食いの主人も満足だったようです。

サイリウムについては、こちらで紹介しています。

↓ ↓ ↓

サイリウムは糖質量が多い片栗粉の代用で使ったんだけど、お腹の中で膨れるので主人の大食い対策にも、私の便秘対策にも大助かりなんですよ。

 

たこの刺身も200gの糖質量は0.2gと低いので、昨日の夕食は糖質量も控えめで糖質制限的には、よろしいんじゃないかと思います。

GI値やGL値までは調べてないけどね。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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